『FFTCG』
「力の復活」
プレビュー!
世界中で遊ばれている『ファイナルファンタジートレーディングカードゲーム』、略して『FFTCG』。
12月9日(金)に発売される最新弾「力の復活(Resurgence of Power)」のカード4枚を、FFポータルで先行公開いたします!
今回も『FFTCG』のプロデューサーの景山さんよりご紹介いただきつつ、各イラスト担当からもコメントをいただきましたので合わせてご紹介いたします!
皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。12月9日に最新ブースターパック『力の復活』が発売されますが、今回もこの場をお借りして新カードを先行紹介させていただけることになりました。今回は小林元さん描き下ろしの『ファイナルファンタジーIII』のカードを2枚と、山下美樹さん描き下ろしの『ファイナルファンタジーV』のカード2枚の、計4枚のカードを紹介いたしますので最後までぜひお付き合いください。よろしくお願いいたします。
それではさっそく小林さんのカードから取り上げたいと思います。今回小林さんには『FFIII』の悪役2人を描き下ろしていただきました。【18-029R】ハインと【18-110H】ザンデです。【18-029R】ハインは不気味で怪しげ、一方の【18-110H】ザンデは暴力的な強大さを感じさせる、キャラクターの印象を体現したイラストとなっています。どちらのカードも迫力あるイラストですが、フルアートカードは特に迫力満点ですのでぜひ実物を手に取っていただければ幸いです。
さて、それでは次にカードの能力を見ていきましょう。まずは【18-029R】ハインから。5コスト、パワー8000とやや基準より小さいサイズとなっていますが、そういう場合はアビリティが強いものと相場は決まっています。まず、ハインは召喚獣やキャラクターのアビリティでブレイクされることがありません。ダメージでブレイクすることはできますが「ブレイクする」と書いてある召喚獣やアビリティは効かないので、相手からすると結構やっかいな存在です。また、フィールドに出たときのアビリティとしてキャラクターを4体まで凍結させることができます。ベストなタイミングで出すことができれば、対戦相手のバックアップ4体を次のターンでは使えないようにしたり、相手のアタッカーたちを1ターン止めたりすることができます。なかなかあなどれない、やっかいな存在と言えるでしょう。
続いて【18-110H】ザンデを見てみます。ザンデは多属性のフォワードでコストは4、パワーは8000となっています。ザンデは2つのアビリティを持っており、1つ目のアビリティは「ザンデがフィールドに出たとき、このターン中にあなたのフィールドからブレイクゾーンに置かれたキャラクターと同じ数までの対戦相手のコントロールするフォワードを選ぶ。それらに9000ダメージを与える。」というものです。多くのキャラクターがブレイクされていれば、それだけ多くの相手のフォワードに9000ダメージを与えられるというものです。
そしてもう1つのアビリティには「《火》《土》、バックアップ5体をブレイクゾーンに置く:ザンデをフィールドに出す。このアビリティはあなたのターンにザンデがブレイクゾーンにある場合にしか使えない。」と書いてあります。ブレイクゾーンから復活するアビリティですが、ルールによりバックアップは5体までしかフィールドに出せないので実質的にすべてのバックアップを失うことになります。しかし、これにより1つ目のアビリティで少なくとも5体分がカウントされます。こちらのデメリットも大きいですが必殺の一撃になることもありえるでしょう。
【イラスト担当:小林元】
小学生の時に夢中でやり込んだ『FFIII』のキャラクターを描く機会を頂いて胸が高鳴りました。
原作のイメージを大事にしつつ、主人公たちと対峙しているイメージで自分なりに描いてみましたが、如何でしょうか。
ハインの怪しさやザンデの圧倒的な力強さなどが伝われば嬉しいです。
続きまして山下さんの描かれたカード、【18-012L】ファリスと【18-100L】レナを紹介したいと思います。『FFV』のプレイヤーキャラクターのうち2人を今回山下さんには描いていただきました。とても素敵なイラストで、こちらもフルアートカードを皆さんにお届けできるのが今から楽しみです。きっとご満足いただけると思います。
続いてそれぞれのカードに関して説明していきます。まず【18-012L】ファリスですが、3コスト、パワー7000で3つのオートアビリティを持ちます。1つ目のアビリティは「ファリスがフィールドに出るかアタックしたとき、すべてのフォワードに1000ダメージを与える。」というものです。広範囲に軽いダメージを与えるアビリティですが、これはファリスも含めてすべてのフォワードに与えられるという点を押さえておきたいです。2つ目のアビリティは「ファリスかあなたのコントロールする【ジョブ(光の戦士)】のフォワード1体にダメージが与えられるたび、対戦相手のコントロールするフォワードを最大1体まで選ぶ。それに3000ダメージを与える。」というもので、ファリスがアタックかブロックした場合、相手のフォワードのパワーが10000までなら相打ちに持ち込めます。ただ、このアビリティの真価はそこではなく、1つ目のアビリティと組み合わさったときに発揮されます。1つ目のアビリティは自分自身にもダメージが入りますので、これにより2つ目のアビリティが発動し3000ダメージを与えることができます。もしほかに【ジョブ(光の戦士)】がいるのならさらに3000ダメージを与えることもできます。ダメージを増やすアビリティなどもあるので、予想以上に大きなダメージを与えることができるのは間違いありません。
そして3つ目のオートアビリティはダメージを3点以上受けている場合に有効となります。「ファリスがフィールドに出たとき、【カード名(ファリス)】以外の【ジョブ(光の戦士)】1枚をサーチし、手札に加えてもよい。」というもので、サーチして手札に加えるよく見る効果ですが、それだけ使い勝手のいいものと言えるでしょう。
続いて【18-100L】レナを見ていきます。レナも3コストでパワー7000と標準的なサイズですが、持っているアビリティはややテクニカルなものです。まず、フィールドアビリティとして「あなたのブレイクゾーンにあるカードは対戦相手の召喚獣やアビリティによってはゲームから除外されない。」というものを持っています。よく見る【9-068H】ドラゴンや【11-140S】カダージュによる、ブレイクゾーンのカードを除外するアビリティはレナがいると効果を発揮できません。
そして、このアビリティはレナの2つ目のアビリティを助けてくれます。「ブレイクゾーンにある水属性のカード12枚をゲームから除外する:あなたのブレイクゾーンにある水属性のフォワード1枚を選ぶ。それをフィールドに出す。このアビリティはあなたのターンにしか使えない。」というものです。書いてあることは強いのですが、コストに12枚もの水属性のカードが必要なので【9-068H】ドラゴンなどで邪魔されると非常に厳しいのです。ですが最初のアビリティにより除外されなくなっているので、無理なく2つ目のアビリティを運用できるということになります。
【イラスト担当:山下美樹】
美人姉妹なのでとても難しく、同時に楽しく描かせていただきました。
静と動で対照的な、けれどどこか通ずるところがあるような絵をイメージしました。
唇をぷるぷるにするのが生きがいなのでそこに注目していただけると嬉しいです。
今回ご紹介した4枚のカード、いかがだったでしょうか。これらのカードが封入されているブースターパック『力の復活』は12月9日発売予定です。よろしくお願いいたします。
「力の復活(Resurgence of Power)」の詳細はこちらから!
ファイナルファンタジーシリーズに登場するキャラクターや召喚獣を駆使して、1対1で対戦するカードゲーム。お馴染みのキャラクターのカードを集めるコレクションとしての要素だけでなく、ルールはシンプルながら奥の深いゲーム性による、カードゲームとしての面白さが最大の魅力。
公式イラストレーターによる描き下ろしイラストも大好評!