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『FF-TCG』プロデューサーインタビュー&「Opus VI」プレビュー!

世界中で遊ばれている「ファイナルファンタジートレーディングカードゲーム」、略してFF-TCG。7月に最新弾「Opus VI」の発売を控えた今、プロデューサーにその魅力を伺いました。さらに、FFポータルで初公開となる「Opus VI」のカード3枚をご紹介します!

FF-TCGとは?

ファイナルファンタジーシリーズに登場するキャラクターや召喚獣を駆使して、1対1で対戦するカードゲーム。お馴染みのキャラクターのカードを集めるコレクションとしての要素だけでなく、ルールはシンプルながら奥の深いゲーム性による、カードゲームとしての面白さが最大の魅力。

景山プロデューサーインタビュー!

FF-TCGを開発しているホビージャパンの景山プロデューサーに、FF-TCGの魅力を伺いました!

景山太郎
ホビージャパンゲーム開発課チーフプロデューサー。
主にFF-TCGをはじめ、カードゲームやボードゲーム等のアナログゲームの開発を担当している。初めてプレイしたFFは『FFII』。

――FF-TCGとはどのようなゲームなのでしょうか?

「トレーディングカードゲーム」の名の通り、多くのFFのゲームとは違い、完全にアナログのカードゲームです。1対1で対戦して遊ぶのですが、FFのキャラクターを使って、相手を打ち負かすゲームですね。プレイヤーはまず様々な役割を持つカードを集め、デッキと呼ばれる戦うための道具(=カードセット)を作り、そのデッキ同士で対戦を行います。

――FF-TCGの魅力とは?

15作のナンバリングをはじめとするFFシリーズ、そのすべてのキャラクターや召喚獣、モンスターが登場することを目指した、まさに「FFオールスター」なゲームです。『ディシディアFF』に近い形でしょうか。もっとも、たくさんのカードが存在するゲームなので、取り扱いはさらに広いですね。

▲2018年6月1日現在、登場するFFタイトルは35作品!オリジナルイラストも収録。

多くのシリーズが存在するFFだからこそ、お気に入りのFF、を持っている方も多いと思うのですが、そういった方にも楽しんでいただけるような形にもなっています。初心者にオススメの「スターターセット」というカードのセット(デッキ)があるのですが、これはひとつのFF作品をテーマに作っています。例えば『FFVII』のスターターセットであれば、『FFVII』のキャラクターがメインで戦うような構成になっています。さらにこれもFF-TCGならではなのですが、『FFVII』のキャラクター同士を一緒に戦わせた場合、お互いに相乗効果を持つことがあるなど、原作の世界観を想起させるようなシステムが入っていたりします。

▲『FFVII』のキャラクターカードが入っている『FFVII』のスターターセット

また、FFは世界中で遊ばれているゲームですが、FF-TCGも日本のみならず全世界で遊ばれているゲームで、言語としても7か国語に対応しています。特に欧州ではもともとアナログゲームが浸透していることもあり、多くの方に遊んでいただいています。もちろんFFのカードゲームだからという理由で始めた人も多く、特に海外のゲームショーなどでは「FFのゲーム?なんだろう」という感じで気になって見に来てくれる方もいますね。

▲世界中で遊ばれているFF-TCG

――対戦に使うカードはどのようなものなのでしょうか?

はい、TCGということで、カードを使って対戦をしていくのですが、それぞれ役割を持つ4種類のカードを使い分けて戦います。
まずひとつめは「フォワード」と呼ばれる、おもに主人公およびそのパーティーキャラが登場するカード。対戦相手に攻撃を与えるのはこの「フォワード」の役割なので、バトルの主役ですね。例えば『FFVII』のクラウドや『FFX』のティーダといったキャラクターが「フォワード」として登場します。

次は「バックアップ」と呼ばれるカードですが、その名の通り、他のカードをサポートするカードです。FFのゲーム内でも後列から攻撃を行う魔法使い系のキャラクターや、戦いには参加しないけれど重要な役割を持ったキャラクターなどがこのカードに属します。例えば『ワールド オブ ファイナルファンタジー』のタマやエナ・クロといったキャラクターはFF-TCGでは「バックアップ」カードとして登場しています。『ディシディアFF』のカオスやコスモスもこの「バックアップ」ですね。でもカオスはPSP版の『ディシディアFF』では敵として出てくるので、FF-TCGには「フォワード」のカオスもいるんですよ。

――なるほど!オリジナルのゲーム内での役割が反映されているんですね。FFを知り尽くしていないととても設計できませんね。

はい、こうしたキャラクターの割り振りは私がすべて決めています。なので、FFシリーズはモバイルのゲームも含めてすべてプレイしています。そのうえで、できる限り各キャラの設定や他のキャラとの関係性をFF-TCGにも反映できるようにしています。ちなみに今は『FFブレイブエクスヴィアス』と『メビウスFF』を重点的にプレイしています。

――残りの2種類のカードは何でしょうか?

3種類目は「召喚獣」のカードで、その名の通り、召喚獣を召喚するカードです。FFシリーズでおなじみの召喚獣が登場します。その効果もそれぞれの召喚獣の技をモチーフにしていて、例えばイフリートの能力には一定量のダメージを与える、「地獄の火炎」のような効果を持たせています。オーディンは一撃必殺、だったりとか。対戦カードゲームの性質上、どうしても原作通りの効果にできないときもありますが、できるだけイメージを合わせるように心がけています。

最後は「モンスター」のカードです。「モンスター」は基本的には対戦相手への攻撃は行えないのですが、フィールドにいて色々と効果を発揮します。例えば、ボムのカードは自爆して周りにダメージを与える、という能力を持っています。

――景山プロデューサーのお気に入りのカードは何でしょうか?

「皇帝」(フォワード)のカードですね。私が最初にプレイしたFFが『FFII』だったんですが、ゲームの中でラスボスの皇帝が一度倒された後に、また蘇ってくるんです。それをFF-TCGで再現したのがこのカードなのですが、「皇帝」が倒されると、デッキの中からまた「皇帝」のカードを出すことができます。とても気に入っていて、たいていこのカードが入っているデッキを持ち歩いています(笑)。

――まさに『FFII』ラスボス戦の再演というわけですね。「皇帝」はかなり強いように思えますが、強さのバランスはどのようにとっているのでしょうか?主人公キャラやラスボスキャラはやっぱり強いのでしょうか?

対戦カードゲームなのでバランスを保つことがかなり重要で、一部のキャラをとてつもなく強くすることはできないのですが、やはり主人公格のキャラについては強力な能力を持っていることが多いですね。
開発チームはゲームバランスを第一に調整していて、私がFFの世界観をそこに落とし込んで調整しているのですが、なかなかきれいに行くことは少ないので、開発中はたびたび喧嘩しています(笑)。

――皇帝のように、原作の設定を反映しているカードをもっと見たいです!

そうですね、ではいくつかご紹介していきますね。
まず『メビウスFF』から「ウォル」です。

『メビウスFF』の中で、ウォルというのは光の戦士でもあるのですが、物語の中にはウォルの他にも光の戦士になり得る存在(=他プレイヤー)が存在します。このカードの能力は、そういった他の光の戦士の存在を感じさせるように作りました。特に後半の能力は端的に言うと「死んでしまったら、他の光の戦士が出てくる」というものなのですが、これはウォルがもし光の戦士になれずに死んでしまっても、別の光の戦士がまた現れる、という『メビウスFF』内での設定を再現しています。

さらに『FFX』の「キマリ」です。

キマリは『FFX』で敵の技を習得できるという能力を持っていましたが、FF-TCGでもまさに同じ能力を使えるようにしています。ただ相手が技を持っていないと意味がないので、あまり頻繁に使われるカードではないのですが、原作再現を全面に押し出しているカードの一つです。

同じく『FFX』の「ユウナ」ですが、原作再現とカードゲーム的要素の融合を一番よくできたかなと思っています。

このユウナの能力は、キャラクターが死んでしまった時に、本来行くべき場所(ブレイクゾーン)には置かずにゲームから「除外」してしまう、というものなのですが、これはまさに、ユウナの「異界送り」で死んだ魂を異界へ送ってしまう、という能力なんです。これはゲーム的にも非常に優秀な能力で、大会等でもよく使用されているのを見かけますね。

――これ、さっきの「皇帝」と対峙したらどうなるんでしょう?

あー!まさに効果てきめんなのですが、皇帝の能力「死んでも蘇る」はユウナがいると発動できないんです。死んでさらに異界に送られてしまうので、そこからはもう蘇れない、というわけです。

▲皇帝は「ブレイクゾーンに置かれたとき」に蘇ることができるが、ユウナは皇帝をブレイクゾーンに置く代わりにゲームから「除外」してしまう。皇帝にとっては天敵!

――皇帝の天敵がユウナだなんて、まさに作品の枠を超えたバトルですね!「召喚獣」にはどのようなカードがあるのでしょうか?

召喚獣は『FFXIII』のカードが面白いです。例えば「オーディン」のカードですが、ライトニングとセットになっていまして、ライトニングのカードを出した時、オーディンのカードを入手できます。『FFXIII』ではキャラクターが自分の召喚獣を持っていましたが、FF-TCGでもライトニングはオーディン、ヴァニラはヘカトンケイル、ホープはアレキサンダーといったように自分の召喚獣と連携するような能力にしています。

しかも、FF-TCGではいろんなシリーズのオーディンが登場するのですが、ライトニングの能力は『FFXIII』以外のオーディンにも適用されるので、シリーズを超えて召喚獣「オーディン」を召喚できるようになっています。

――FF-TCGではライトニングの力が原作以上に発揮されるというわけですね。「モンスター」のカードはどのようなものがあるのでしょうか?

モンスターは「サボテンダー」を紹介したいと思います。敵に「1000ダメージを与える」「10000ダメージ与える」という能力を持っています。そうです、「針千本」と「針万本」です。そのまんまですね(笑)

――色々とご紹介いただきありがとうございます!だいぶイメージがつかめてきましたが、FF-TCGはどうやって始めたらいいのでしょうか?

お手軽にFF-TCGを体験できるようにと、Webブラウザで動くチュートリアルを作りました。順を追ってルールを覚えることができるので、まずはぜひ一度、触っていただきたいと思います!

FF-TCGチュートリアルはこちら(http://sqex.to/7nG)から
※PCからアクセスしてください

また現在、初心者向けのイベントとして「ショップキャラバン」を実施しています。ホビージャパンの開発スタッフが各地のカードゲームショップへ行き、初心者向けに開いているルール講習会みたいなものなのですが、FF-TCG始めるにはぴったりのイベントです。おひとりで来ていただいても、スタッフと対戦という形で遊んでいただけますし、2人以上で一緒に来ていただけたら、その場で対戦して遊んでいただけますよ。
さらに実際に対戦できる場としては、ホビージャパンが主催している大会等のイベント会場にお越しいただくことですね。その場でお声がけいただければ、スタッフがルール講習を実施したり、対戦をしたりできます。今であれば、「MASTERS」という大規模な大会が全国各地で行われているので、近くの会場をチェックしてみていただけたらと思います。

――色々なイベントが開催されているのですね!今まで印象的だった出来事はありましたか?

海外でも遊ばれているというお話をしましたが、去年フランス・パリで行われた「Japan Expo」という日本のカルチャーを紹介する大きなイベントの会場でFF-TCGのコーナーを設置したところ、なんだなんだという風にどんどん人が集まってきて、非常に関心を持ってもらえていることを実感しました。

――実際に人と交流しながらゲームをする、というのはデジタルゲームとはまた違った体験ですよね。アナログゲームの良さはどういったところにあるのでしょうか?

人と会うのはひとつ大きいですよね。デジタルゲームはどうしても顔が見えない相手と遊んでいるわけで、それと比べると、みんなで集まって遊ぶことで得られる“パーティー感”が大事かなと。面白いのが、FF-TCGではプレイヤー同士がチームを組んできたりするんですよ。もちろん対戦は1対1なのですが、いつも遊んでいる仲間と一緒に大会に参加するんです。その中で勝ち進むプレイヤーが出てきたりすると、そのプレイヤーのチームメイトがみんなで応援したり、逆に負けてしまったチームメイトを慰めたり、みたいなシーンがあって、熱いです。

――なるほど。プレイヤーのコミュニティができてくるんですね!

はい、さらにFF-TCGでいうとコミュニティが見つけた戦術なんかもあったりするんですよ。他の誰も思いついていない戦術をコミュニティ内でのみ共有して、大会に臨む。上手くいかないこともあるんですが、はまるとめちゃくちゃ盛り上がります。そういった、戦術をみんなで生み出して強くしていくという過程もFF-TCGの醍醐味だと思います。
小さい頃、友達の家に集まって遊んだという経験は皆さんあるかと思いますが、その感覚に近いですよね。大人になってもぜひ集まって、FF-TCGで盛り上がってほしいです!

――FFが好きな人同士で集まったらとても盛り上がりそうですね!本日はお話、ありがとうございました。

「Opus VI」カードプレビュー!

7月13日(金)に、FF-TCGの再新弾「Opus VI」が発売されます!
その中から描き下ろしデザインを含む3枚を、FFポータルにて特別に先行公開いたします!
景山プロデューサー、さらにイラスト担当からもコメントをいただいてきました!

クラサメ

【景山プロデューサーコメント】
ロベルト・フェラーリさんによる描き下ろしイラストを使用しています!フェラーリさんは『FF零式』で元々のキャラクターデザインを担当されていました。フェラーリさんにはクラサメを含め、Opus VIでは5枚のカードを描き下ろしていただきました。
クラサメは現役時代「氷剣の死神」と呼ばれていたので、氷属性にしました。同期の繋がりということでエミナとカヅサをサーチできます。また彼は指揮官ということで、他のフォワードを強化(+1000)する能力を持っています。
フィールドに出たときにサーチできるので実質3コスト7000。サーチするものがバックアップなのも安定感があります。氷属性はパワーが低いので、クラサメのアビリティで底上げをしていきましょう。

【イラスト担当:ロベルト・フェラーリ】
今回の『FF零式』のカードイラストのお話をいただいたとき、このキャラクターたちが世に出てから10年近くたつんだなあと(笑)
しかしながらこの10年間、特にクラサメに関しては、漫画化されたり、イベントでファンの皆さんがコスプレをしてくださっている場面に出会えたりと、そのたびに我が子の成長を見るかのようで、デザイナー冥利に尽きます。本当にありがとうございます。
ぜひこのカードをゲットして、クラサメたちをどうか忘れずに(!)これからも愛してやってくださいね。

レオンハルト

【景山プロデューサーコメント】
『FFII』は今年30周年ということで、描き下ろしを頼みました。描いていただいたのは『メビウスFF』のアートディレクターを担当されている松田俊孝さんです。今回Opus VIに入る『FFII』のカードは描き下ろしだけで6枚、他にも何枚か入るので、相当数が追加になります。私自身の初FFも『FFII』ということで、こだわっております!
さてレオンハルトなのですが、一見1CPで8000パワーという破格に強いスペックになっています(笑)。かなり特殊な能力を持っていて、フィールドに出たとき、相手にコントロールが移ってしまうんです。でもこちらが『FFII』のキャラクターを出せば、レオンハルトは戻ってきます。これは『FFII』のゲームの中で、最初パーティーメンバーだったレオンハルトが黒騎士戦で離脱し、物語の中盤で敵として現れるも、最後には味方になって帰ってくる、という一連の流れを再現しています。
コストに対してのパワーは破格なので、デメリットを最小限に抑えるためにコストの軽いカテゴリ『FFII』のキャラクターをきちんとデッキに入れておきたいところです。【2-070R】密告者シュミハザのようなコストを参照するカードとの相性は抜群です。

【イラスト担当:松田俊孝】
『FFII』といえば、当時ランドセルを投げ捨ててチャンネルを2CHに合わせてファミコンを起動し夢中でプレイしました。FFは大人のゲームのようで夕暮れの中、しびれるような快感を持って遊んだ記憶があります。当時としては珍しい広く描いた街や宝箱などパースが付いたドットの描写は他に見たことがない表現で、こだわりを強く感じていました。すでにFFは表現力においても一線を画していたと思います。
今回描き下ろしたイラストについてですが、レオンハルトが抱える闇、葛藤、深いストーリーはドットであるからこそ表現出来ていたとも言えます。それは小さなドット絵だからこそ受け手側が無限に想像できるからです。ドットにはかないませんが私の中でレオンハルトの犯した罪や会心、男としての葛藤を、なぜ君はそのように生きたのかと一筆一筆問いかけるように描きました。
また今回、いつも描いているコンセプトアートやPUBなどや設定画ではなく、私らしさを出してほしいと言って頂けたので、一人の絵描きとして楽しみながら描かせて頂きました。自分なりの個性やタッチや思い切った表現など描くという事の楽しさを再確認させて頂きました。

ガーランド

【景山プロデューサーコメント】
ガーランドですが、ジョブは「騎士」で、ファイナルファンタジーの第1作目で元はコーネリアの騎士だったという設定を再現しています。元々正しい騎士だったガーランドということで、王女を守るため決して倒れずに戦う様を表現しています。スペシャルアビリティは『ディシディアFF』内でガーランドが使用する技をお借りしました。スペシャルアビリティを2つ持っているのもかなり特別ですね。
能力の条件に特定のジョブがあることがネックのように見えますが、火水なら無理なく組めるはず。またスペシャルアビリティも強力で、積極的に狙っていきたいです。

以上、今噂のFF-TCG特集でした!

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